こんにちは、佐藤です。
今回は「並列(並立)表現」について解説していきます。
並列表現は、読み手の方に対して文章内容の確認が出来るという効果があり、意識して使うことによって、ミスコミュニケーションを避けたり、理解を深めたりすることができます。
是非、前回の「同格表現」とあわせてご参考ください。
【同格表現(日本語)】代表的な「という」「との」について解説!並列(並立)表現とは
並列(並立)表現とは、英語で言うところの「and」で、対等な語句や対等な文を2つ以上並べる構文です。
この表現を使うことで、言いたいことや言いたいことの例を重ねて主張することができ、読んでいる方の理解を深めることができます。
形式は様々ありますが、代表的なものは、
A及びB
という形です。
また、並べる語句の数が3つ以上になる場合は、
・A、B、及びC
・A、B、C、及びD
・A、B、C、D、及びE
などのように、読点でつなげる表現がよく使われます。
並列(並立)表現の例
例えば、
私の好きな果物は、りんご、みかん、及びぶどうです。
などです。
他にも、
私の好きな果物は、りんごとみかんとぶどうです。
というように「と」で結んでもOKです。
並び順に優劣などが無いことが並列表現の特徴ですね。
次の例のように、文と文を並列で表現することもできます。
私の好きな果物はりんごです。並びに、みかんとぶどうも好きな果物です。
並列表現の接続詞
例文で挙げたように、並列表現に使える接続詞は複数あります。
例えば、
・及び
・並びに
・同様に
・同じように
・また
・且つ
などが挙げられます。
是非、色々な接続詞を使って並列を表現していただければと思います。
まとめ
・並列表現とは、同等の語句や文を並べて書く構文のこと
・並列表現で例を多く挙げることによって、読み手の方の理解をさらに深めることができる
並列表現は、それまでの文章内容をある程度理解してくれている読み手の方に対して、改めて内容確認をするのに有効な構文です。
是非、意識して使ってみて下さい。
では、最後まで読んでくださりどうもありがとうございました。
次は「逆接」について解説していきます。
次の記事:
【逆接表現(日本語)】主張を強調するための文法と接続詞の種類