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【逆接表現(日本語)】主張を強調するための文法と接続詞の種類

こんにちは、佐藤です。

今回は「逆接(ぎゃくせつ)」について解説していきます。

普段何気なく使っている表現ですが、意図や効果を意識することでより分かりやすい文章を書くことができます。

また、逆接の接続詞の種類や例文も確認して、よりバリエーション豊かな文章を書いていただければ幸いです。

逆接とは

逆接とは、前の文から一般的に予想されるものではない結論を後の文で述べる文法です。

この文法は、前の文ではなく、後の文が筆者の主張となります。

前の文が無かったとしても主張を述べることはできますが、逆接で前の文と後の主張を結ぶことによって、主張がより強調されるのです。

この構造は「譲歩構文」と同じですので、あわせてご参考下さい。

【譲歩構文(日本語)】逆接を使って主張を強調するための文章の型

逆接の形式

逆接は主に、

Aである。しかし、Bだ(と思う)。

という形になり、Bが書き手の主張ですね。

また、この際の「しかし」は逆接の接続詞の1つです。

逆接の接続詞の例

逆接に限らず、接続詞のバリエーションは多い方が良いです。(例えば「しかし」ばかりが使われている文章は、意味は通るけれど読みづらいですね。)

ということで、以下をご参考いただき、逆接の接続詞のバリエーションを増やしていただければと思います。

しかし

でも

だが

けれども

ところが

しかしながら

だけど

とはいえ

それなのに

などが逆接の接続詞の例です。

若干のニュアンスの違いはあるかと思いますが、文と文をつなげる際の効能は同じですので、使い分けていただければと思います。

逆接の例文

例文も挙げておきますので、ご参考下さい。

塩分の採り過ぎは体に良くない。しかし、ラーメンを食べてしまう。

今日で夏休みが終わりだ。けれども、宿題が終わっていない。

今日は雨の予報だ。ところが、傘を持ってきていない。

結論や主張である後半の文が、前半の文から一般的に予想されるものと違う内容である(または含まれている)ことがポイントです。

これによって後半の文章が際立つのですね。

まとめ

・逆接とは、前の文とは違う主張を後の文に持ってくる文法

・主張を強調するという効果がある

是非、意識してブログやメルマガの文章を書いてみて下さい。

では、最後まで読んでくださりどうもありがとうございました。

次は「対比表現」についてを解説していきます。

次の記事:

【対比表現の意味と接続詞の種類】逆接との違いを意識して文章を書こう