こんにちは、佐藤です。
今回は「行動を起こす方法」というテーマでお話しいたします。
新しい行動を起こしさえすれば良くも悪くも何かしらの結果が出るので、とにかく行動をしてみることが大事なのですが、やるべきことが分かっていても動けないケースがあるかと思います。
やるべきことや、やったら良いことの難易度は高くないのに、なぜか後回しにしたりやらなくなったりしてしまいますよね。
せっかくチャレンジをしようという意欲があるのに勿体ないです。
ということで本記事では、新しい行動ができない仕組みと行動を起こすための考え方についてを解説していきます。
是非参考になさってください。
なぜ人は新しい行動を躊躇するのか
まず、僕たちが新しいチャレンジに対して足踏みしてしまう仕組みを考えていきましょう。
新しい行動を起こせないというのは、言い換えると「いつもと同じ行動をしたい」という欲求があるということです。
我々人間の脳には、これまでの経験を根拠に、安心で安全な行動をチョイスする機能があります。
「これまでの経験」というものがチャレンジングで向上性のあるものでなかったとしても、「これまでこの行動で生きてこられたのだから、今後も同じことを続ければ良い」と脳は判断するのです。
脳のその機能(恒常性維持機能)のことをホメオスタシスといい、安全な行動を繰り返すことで人類は生き延びてきました。(例えば「未知のジャングルに乗り込むのは危険だから村の中にいよう」という判断によって生き延びてきました。)
生存確率を上げるためのこの機能があるため、僕たちは未知の活動に踏み切れないのです。
いつもと違うことをする脳へのメリット
一方、いつもと違う新しいことをする脳へのメリットもあります。
例えば、生まれたての赤ちゃんには過去の経験がありませんので、全てが新しいことになります。
そして赤ちゃんは、未知の経験をたくさんすることによって、脳が大いに活性化するのです。
これをニューロン新生(神経発生)といいます。
赤ちゃんの脳は未知の活動で神経発生をすることによりどんどん発達していきますが、いつしか大人になり、ホメオスタシスによってこれまでと似通った行動ばかりを取るようになっていくのです。
新しい行動を起こすには
僕らが新しい行動を起こすためには、上記2つの脳の機能を知り、意識する事が重要です。
チャレンジをしたいのに体が動かない時には、
「ホメオスタシスが邪魔をしているな」
と思うことが大事なのです。(現代の日本では、物理的な身の安全は確保されているので、生存本能としてのホメオスタシスはほぼ不要です。)
動けない原因を把握することが行動を起こす第一歩です。
そして、次にメリットを意識します。
「新しいことをしたら神経発生をして脳が発達する!」
と思うことは、新しい行動を起こす後押しになります。
もちろん、メリットは神経発生以外のことでも良いです。
・新しい事業を起こすことで自分の未来はこんな風に変わる!
・ダイエットをして痩せることでこういう自分になる!
・英語を学んでペラペラに話せるようになることでこんなことができるようになる!
などのような感じです。
また、本サイトでは、「自分の好きなことや得意なことを、その初心者の方に教える活動をする」ということを推奨していますが、「神経発生」に関してだけ言えばもっと小さな動きでも効果があります。
例えば、
・いつもと違う道を通って家に帰る
・いつもと違う色の服を着る
・いつもは観ないジャンルの映画を観る
などです。
少し違うことをしてみるだけでも脳は活性化されますので、是非試してみて下さい。
そして、「少し違うことをする」の延長として「新たな挑戦」をしてみていただければ幸いです。
まとめ
・僕たちが新しい行動を躊躇してしまうのは、ホメオスタシスという脳の機能が原因の1つ
・一方で、新しい行動を起こすことは脳に良い(神経発生して脳が発達する)
・小さな新しい行動を起こしてみることが、大きな新しい行動を起こすきっかけになる
未知の行動を起こすというのは大変なことですが、本記事がお役に立ちましたら幸いです。
では、最後まで読んでくださりどうもありがとうございました。
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