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【譲歩構文(日本語)】逆接を使って主張を強調するための文章の型

こんにちは、佐藤です。

今回は「譲歩構文(じょうほこうぶん)」という文章の型についての解説をしていきます。(譲歩逆接構文とも言います。)

ブログやメールでも使いやすいですし、日常会話でも使える便利な型です。

普段何気なく使っている方も多いかと思いますが、譲歩構文の構造と目的を意識すると、より効果的に使えるようになりますので、是非ご参考下さい。

譲歩構文(譲歩逆接構文)とは

譲歩構文(譲歩逆接構文)とは、

確かにAだ。しかし、私はBだと思う。

という構成の文章です。

「確かにAだ。」の部分で譲歩し、「しかし、私はBだと思う。」の部分で言いたいことを伝えています

冒頭で譲ってから、「しかし」などの逆接で結んで主張を述べることによって、単に言いたいことを言うよりも自分の意見を強調しているのです。

一見、譲歩をして穏やかな言い回しですが、「B」という意見を強く主張しているのです。(場合によっては「確かにAだ」とすら思っていないケースもあります。)

なので、あまり譲歩していない文章のような気が個人的にはしています。

譲歩構文の例

譲歩構文を使った文の例をいくつか挙げておきますね。

確かに駅までは遠く、自転車に乗る方が合理的だ。しかし、私は健康のために駅まで歩く。

お酒の飲み過ぎは確かに体に良くない。けれども、仕事の後のビールはおいしいからやめられない。

お金をいただくためには嫌なことや苦手なことをし続けなければならないのは事実かもしれないが、私には無理なので好きなことや得意なことを仕事にする。

このように、冒頭に事実や一般的に思われていることを述べ、逆接で結んだ後に自分の意見を言うのが譲歩構文です。

単に意見を述べるよりも主張が強調されていることに注目です。

是非、強めに意見を述べたい時に意識して使ってみて下さい!

まとめ

・譲歩構文とは「確かにAである。だがしかし、私はBだ(と思う)。」という構造の文のこと

・「譲歩逆接構文(じょうほぎゃくせつこうぶん)」とも言う

・譲歩構文は自分の意見(B)を強調しているという性質がある

「Aという事実(意見)があるが、私はBだと考える」といった流れになっていれば、言い回しや逆接の単語などはアレンジしてもOKです。

構造と目的を意識してご活用いただければ幸いです。

では、最後まで読んでくださりどうもありがとうございました。

次の記事では「同格表現」という文法をご紹介します。

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